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【禁聞】驚愕 マックやKFCにも「期限切れ肉」

2014年07月24日

【新唐人2014年7月24日】先日、上海の食品加工会社、「福喜食品」がマクドナルドやケンタッキーフライドチキンなどに、期限切れの肉を提供していたことが分かりました。中には、カビが生え、悪臭のする肉もあったそうです。

 

7月20日、上海のテレビ局、「東方衛視」は、記者が従業員に扮し、「上海福喜食品公司」に2カ月あまり潜入して撮影した映像を放映しました。

 

先月18日、この工場は期限が半月も過ぎた冷凍の鶏の皮と胸肉18トンをチキンマックナゲットに加工しました。また、先月の11日には、ピザハットの商品を加工する際、期限を7か月も過ぎてカビの生えた臭い牛肉を使用し、保存期間を1年、延長させていました。

 

報道によると、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、ピザハット、セブイレブン、スターバックスなど、少なくとも15社の大陸の外食チェーン店が影響をこうむりました。

 

20日夜、上海市の食品管理部門は、すでに「福喜食品」を閉鎖し、上海市のケンタッキーフライドチキンやマクドナルドで、問題の商品をすべて販売停止にさせたと発表しました。

 

上海食品薬品監督管理局

「巧妙な手口でした。加工過程が多く複雑ですが、警察も介入して、調査を行っています」

 

問題の加工を行った責任者は調べに対して、期限切れの原材料を使ったことを認めましたが、それは長年、会社が続けてきたことで、「期限切れの肉の加工」は、上層部からの指示だと述べました。

 

北京時事政治ウォッチャー 華頗さん

「かつての中国社会では、この種の事件はまれでした。道徳があったからです。毛沢東はそれを破壊し、鄧小平は拝金主義を蔓延させました。中国人はすでに礼や恥を忘れました。社会に法治もないので、この種の事件が起きるのはおかしくありません」

 

大陸の「第一財経日報」は、「福喜食品」の従業員の話として、マクドナルドなどの企業はよく検査に来ますが、ほとんど形骸化していると伝えました。訪問前に通知があるので、工場は連絡を受けると、ただちに問題の加工食品を処分して、検査が終わってから、再び期限切れの肉を加工します。

 

 

ネットには、「マクドナルドやケンタッキーフライドチキンは、中国以外では客の安全を重んじるのに」という声や、「事件の根っこには、当局の無責任な監督体制という問題がある」という声が上がりました。

 

しかし、ある国際的な食品メーカーの元幹部はメディアに対し、今回の「福喜食品」は運悪く発見されただけで、これは氷山の一角に過ぎないと述べました。

 

情報によると、「福喜食品」の親会社は、アメリカ系のOSIグループで、世界最大規模の肉および野菜の加工業者です。

 

あるネットユーザーは、海外ではまともな業者が中国に来た途端、問題を起こすのは、まさに「朱に交われば赤くなる」のだとため息をつきました。

 

北京時事政治ウォッチャー 華頗さん

「郷に入れば郷に従えです。外国企業は海外では法律を遵守しています。道徳が許しませんし、法律の制裁もあるからです。しかし中国は違います。外国企業も公然と贈賄をします。中国で生きようとなったら、そうなるのです」

 

報道によると、22日の昼ごろ、上海のあるケンタッキーフライドチキン店では、依然として行列が見られました。並んでいた中年女性は、近くに比較的清潔な飲食店がないからだと答えました。ネットでは、マクドナルドでさえ問題が起きるなら、他の飲食店は大丈夫なのかとの不安が聞かれています。

 

北京時事政治ウォッチャー 華頗さん

「中国では毒入り食品は普通です。外国企業の商品は中国製品よりは安全です。変質した肉に化学物質を入れなかっただけ良心的です。これは中国でニュースになりません。民族主義者、あるいはライバル業者が騒いでいるだけです」

 

21日、「福喜集団」のアメリカ本社は謝罪を表明し、すでに調査チームが中国側の調べに協力していると述べました。ネットでは、業者を痛烈に批判する意見だけでなく、この事件はそれほど簡単ではないと分析する声も聞かれます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/23/a1124788.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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